土木資材

河川製品

河川汚濁防止[沈砂池工法]

※ 現在は栃木県及び栃木県近隣地域のみとさせていただいております。

バイオログナチュラルフィルター NETIS[QS-100035-A]

バイオログフィルターは、海・川の自然環境を守る濁水対策に最適な工法です。建設現場から流出する工事濁水は、放流河川の水質を悪化させるだけではなく、下流に広がる湖沼や海域の生態系へも変化を与えます。濁水処理の工法を選択する際は処理能力も大切ですが、同時に下流域の自然環境を考え、少しでも動植物や水産資源に影響の無いように配慮する事が必要です。

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高い濾過効果と環境性

「バイオログフィルター」は100%天然のヤシ繊維から作られた環境にやさしい濁水濾過フィルターです。高密度に充填されたヤシ繊維が濁水中の土粒子を効率よく濾過します。

バイオログの「環境配慮型濁水処理フィルター工法」は、土木工事の際に土砂が河川や海を汚すのを未然に防ぐための工法で、沖縄県石垣島で赤土流失対策のために開発されたのが始まりです。建設現場から流出する工事濁水は、放流河川の水質を悪化させるだけではなく、下流に広がる湖沼や海域の生態へも悪影響を与えてしまいます。沖縄には世界的にも有名な珊瑚礁やイリオモテヤマネコなどに代表される絶滅危惧種が生息しており水質をきれいに維持することは、それら動植物の保護にもつながるという発想を原点としております。

この工法では、天然ヤシ100%からなるフィルターや木杭などを用いて濁水を濾過処理します。簡単に施工でき、工事終了後には植生基盤材として再利用が出来るため、環境保全の理想的な工法として、現在では北海道から九州、沖縄までの各地で採用していただいております。

スピーディーな施工性

バイオログフィルターは軽量であるため、設置に際して基本的には機械や、重機の必要は無く、人力での施工が可能です。

またフィルターの固定は木杭または単管で固定するだけの簡単な施工ですので、必要な時に直ぐに何処でも濁水対策ができます。

安価なコスト

バイオログフィルターの交換期間は通常(*)3ヶ月から6ヶ月であるため、沈砂池に設置をすれば交換期間までのランニングコストが掛からない安価な工法です。

また、使用後は土粒子と水分が充填されている為、植生基盤材や土留材として再利用が可能です。

(*)交換期間は現場の濁度、使用頻度により短くなる場合もございます。

Q&A

1.バイオログフィルターの材質は?
バイオログフィルターは、天然ヤシ繊維100%からできています。
2.バイオログフィルターの形状は?
円筒形で、直径は30cm、長さは4mです。
3.ヤシ繊維ではすぐ腐ってしますのでは?
天然ヤシ繊維は水に強い材質です。約5年から8年で腐ります。
4.腐っても良いものですか?
バイオログフィルターは、通常3~6ケ月程度で交換して頂くことが多いので、その間に腐ることはありません。
5.使用後はどうなりますか?
ご使用後に土留め材等でリサイクルした場合は、将来的には腐り自然に戻ります。
6.施工するとき、重機は必要ですか?
直径30cm・長さ4mで約30kgです。労務者二人で、容易に運搬・設置ができます。従って設置のための特殊重機等は必要ありません。
7.沈砂池とは何ですか?
土木工事等で発生する濁水を一時的に溜め、自然沈降を促し、放流基準を満たすことを目的として設置する池のことです。
8.濁水中の土粒子はどのように取り除くのですか?
一般的には下記の3種類になります。

1. 自然沈澱:濁水中の土粒子を自然沈澱により除去
2. 沈澱・ろ過:沈澱させ、さらにろ過することによる除去
3. 凝集沈澱:薬で強制的に凝集沈澱させ、除去
9.沈澱・ろ過の特徴は何ですか?
自然沈澱は、時間とスペースを必要とします。凝集沈澱は、コストと安全面に不安があります。沈澱・ろ過は、現場に適した、大きさと時間で安価に濁水対策が可能です。
10.なぜ濁水処理が必要なのですか?
濁水処理を行わずに流出する濁水は、河川ばかりでなく近海の生態系にも影響し、環境や漁業にも悪影響を与えます。
11.施工性は?
特殊重機等も必要なく人力で施工できるので、必要時速やかに対応できます。
12.効果と交換目安は?
バイオログフィルターは、最大で45%の濁水低減が可能です。また目詰まりによる交換の目安は、通常3~6ケ月程度です。
13.沈砂池の大きさは、どうのように決めるのですか?
「カタログ」 P7「設計フロー」をご参照下さい。
14.バイオログフィルターの止め方は?
両側を木杭で押さえ、杭頭部を番線で止めます。木杭は、末口10cm程度、木杭間
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